【アイコの栽培】ミニ トマト『アイコ』を種から育てる記録
この春にホームセンターでトマトの苗を購入して植えてみました。
それなりに収穫出来ましたが課題もいろいろとありました。
大きく育ってねぇ~♪という願いを込めて肥料を沢山与えたら…..枯れてしまった…..。
そこで、トマトの育て方をいろいろ調べて、今年はサカタのタネさんのミニトマト『アイコ』を種から育ててみることにします。
アイコの特徴
サカタの種さんの説明では…
果肉が厚くてゼリーが少ない長卵型のミニトマトです。病気に強く、果実の割れも少なく、実つきがよいので多くの収穫が望めます。また、房どりも可能です
タネまき~植え付け
サカタの種さんの説明文では
温暖地では3月初旬~5月下旬
寒冷地では3月中旬~4月中旬
このように書いてありましたので3月始めに種まきすることにします。
育苗ポットにタネまきをする
種まき手順もサカタのタネさんの手順書通りです ^^;
- ポットに種まき用の土を頭まで入れる
- ジョロで水をかける
- タネをまく
- ポットに土をかぶせる
育苗ポットに種まき用の土を入れジョロで水をかけると頭が若干へこみます。
そこにタネを一粒づつ置きます。
タネが小さいので袋ごと写しました。
一袋にタネは17粒ということですが、実際には21粒ありました。
でも、発芽率80%以上ということなので、21粒の80%で17粒ということのようです。
タネを置いて上から土をかぶせて、再度水をかけて種まき終了です。
育った苗の植え付けは5月中旬頃になるのかな?
トマトの生育条件
トマトの生育条件はこのように記されていました。
定植 : 最低気温 12度以上,地温 : 16度以上
根の伸長 : 22度が最適温度 15度以下で機能低下
う~ん、まだ朝夕は冷えますね。日中は温室なので暑いぐらいですが…..
ようやく芽が出てきました
3月31日にようやく芽が出ました。上段の中央ですがわかりにくいですね。現在一つだけです。
全部で21粒だからせめて15粒ぐらい発芽してねぇ~!
サカタのタネさんにSOS!
4月になり桜も開花するもののアイコはなかなか発芽してくれません
コレ、何かオカシイよね!ということでサカタのタネさんにSOS!
そしたら、翌日、丁寧なお電話を戴きました。有難うございました。そして、わかった事とは…………。
- タネは植えられて5時間後の温度が大事。
- 発芽の温度とは平均温度。
このようなとても貴重な情報を頂きました。
発芽を促す方法は温度だけ。
育苗ポットにタネを植え付けて水を撒きますよね。
そうすると、トマトのタネは水撒きしてから5時間後の温度を感知するというのです。
そういえばカズは温室の温度が下がった夕方にタネ撒きをしました。
というのも、3月とはいえ、日中の温室内は暑くて,汗ダラダラという状態だったので、5時過ぎに『アイコ』のタネを植え付けたのです。
ということは…『アイコ』は夜10時頃の温度を感知した!
『ぎゃぁ~~~~!』
この時間は温室といえども、ほぼ外気温と同じで、恐らく5度ぐらい?
もっと、低かったかも?
『アイコ』は5度以下の温度を感知!。
そして…..
ワタシの好きな温度って知ってるん ?
今、何度ってイウネン!アホ !
と言ったかどうか知らないけどこれじゃ、発芽しませんよね。
でも、朝9時ごろ植え付けしたなら…….
『アイコ』は午後2時の温室の温度を感知 !。
30度超えてるジャン!
よっしゃ、出陣じゃ~~!
とは言わなかったと思うけど、『アイコ』は30度を感知して、発芽準備に取り掛かったということだったのです。
『一旦、水分を感知したら休眠はしません』ということなので気長に発芽を待つことにしましょう。
好天に恵まれ続々発芽です
種まきしてからちょうど1ヶ月たちました。21粒中17粒から発芽しましたので発芽率85%ということになります。
4月に入って季節外れの寒波もありましたが温室の中で何とか耐えてくれたようです。
よく見れば一部の葉には小さい茶色の斑点が……..。
その後に発芽したものには斑点がないので、寒波の影響か?と思われます。
そろそろ、水耕栽培の設備をつくろうと思いますが、近日10日間、中国を旅してきます。
その様子もちゃんとUPしますね。
ということで、栽培設備作成は帰国後になりそうです。
帰国しました
4月27日に帰国しました。
中国旅行には香港simカードが欠かせないということで記事にしました。
中国でグーグルマップを使うには?
『アイコ』瀕死の重傷を負う
旅行中に温室の自動ドアが下りずに寒かった模様….
一時は全滅か?という状態でしたが何とかかなり回復してくれましたが葉っぱは一部変色してしまいました。
でも、5月になり何とか乗り切ってくれたようです。
これは病気だろうか?
噴霧水耕栽培を始めて2週間が経過しました。
最初は順調でしたが、1週間後ぐらいに葉の色が薄くなり、どうも肥料かな?ということでハイポニカに変更したところ葉の色が濃い緑色に変化しました。
ところが….
葉が下に丸まってきて、今度は養液が濃くない?って思うけど一応500倍なのでそのままにしていたら….
子葉が落ちたり葉の付け根部分が薄く茶色に変色してきました。
こちらはまだマシな方ですがそれでもやや変色しています。
アイコは温室にも植えていました。
こちらのアイコは目立った変化もなく順調に育っています。
やっぱり養液の濃度なのか…….?
肥料が多いと葉が丸まるそうだけど……来年の為にもしっかり観察を続けようと思います。
養液の濃度のようです。
ブログを更新した夕方5時、アイコがしおれて元気がありません。
本来、樹勢を回復する時間ですが、『死にそう…!』って悲鳴を上げている様子。
そこで思い切って変色した葉の付け根をカットし、脇芽に命運を託すことにしました。
人それぞれ個性があるようにアイコの根もいろんな表情をしていますがアイコ代表の表情です。(6/1撮影)
根腐れをしているようにも見えませんし、むしろ健康優良児のようです。
しかし、樹勢がなく新芽が朽ち果て葉はねじれ,葉の付け根は変色がひどくなる…
高温障害かもしれないけど数時間で高温耐性を得るという研究結果もあるしデータロガーを見ても養液温度は最高36度で時間的には数時間という状況から考えてターニングポイントは養液と考えるのが自然のように思います。
毎日養液を薄めてみる
そこで養液はそのままで減少した量だけ水を加えて様子を見ることにしました。
また、比較のため庭にも植えてみました。温室は定員オーバー状態です。
これは変色した茎をカットせずほぼ現状のままの3日目の状態です。
こちらは変色部分をカットして新芽に期待です。
何とか樹勢を回復してくれると嬉しいのですが….
おっ!葉水が!
あれからほぼ1週間、アイコ頑張ってくれています。
茎と脇芽の分かれ目が自然な色に戻っています。
何とかデトックス出来たようです
一方、エアロポニック栽培に抜擢されなかったアイコに第一花弁の兆候です。
この花弁の脇芽を欠きエアロポニック栽培のポットに挿してみました。
うまく育ってくれるかな?
これは新しいエアロポニック栽培装置で1号機よりコンパクトになりました。
これぐらいの大きさならマンションのベランダでも気軽に置けますね。
2号機の最大の特徴は噴霧養液が漏れないということです。
天の声がマンションで栽培出来る装置を作ってよ!ということですのでベランダでも栽培出来るということを大切にしています。
1号機は霧状の養液が蓋の隙間から滴ることもありました。
下が土なら左程気になりませんが、ベランダに置くのはねぇ~という天の声に答えた2号機です。
この容器の色は黒と乳白色があり、乳白色は根の状態をチエック出来て便利ですね。
太陽光対策も施した2号機の制作過程は近日公開出来ると思います。
花が咲きました
温室内に植えていたアイコの第一花弁に花が咲きました。
順調に成長しています。
一方、水耕栽培のアイコにも第一花弁の兆候が!
葉水も確認出来ますね。根の状態も順調のようです。
養液はハイポニカを使っていますが、説明書記載の500倍ではなく、2000倍に薄めた養液になります。
多分、薄すぎとは思うけど、ようやく成長を始めたので見守っていきたいと思います。
ポットに挿した脇芽から根が!
第一花弁下の脇芽を水耕栽培ポットに挿して1週間が経過しました.。
日中の暑さでしおれて『もうだめか?』と思える時もありましたが何とか耐え忍び綺麗な白い根が出ました。(6/13)
凄いですね。
2号機の制作過程
2号機の制作過程です。
1号機との違いは
- 養液が漏れない
- 市販の遮光グッズが使える
- アルミフレーム採用で噴霧角度調整が楽
ということで、1号機より進化したかな?
また、日中の養液温度は最高32度程度です。
これは養液の温度を上げないように試験的に養液冷却をしているからですがデータロガーの記録を見ながら改良していく予定です。
アイコがインドネシア
1週間、ちょっとバリ島に行ってきました。その間、全くの放置状態でちょっと心配でしたが、水やりや、エアロポニック水耕栽培、ドア開閉などすべて正常に作動していて安心しました。
その状態はデータロガーに克明に記録してありました。
ドア状況や栽培温度、温室温度、気圧、湿度、照度、水やり状況などを5分おきに記録したものをエクセルでグラフにしています。
ただ、行く前に支えをしていたのですが、帰国したら予想以上の成長でまるでインドネシアになっていました。
これは土植えのアイコですが、ハイドロポニック 水耕栽培のアイコも伸び放題って感じです。
また、土植えのアイコにはトマトが結実していました。
ハイドロポニック 水耕栽培のアイコにも花が咲いています。
3週間前の6/1日に瀕死の重傷を負ったアイコですが、養液の濃度を薄めることでその後順調に育っています。
細い根が横に無数に伸びて霧状の養液を取り込もうとします。
通常の水耕栽培では根の殆どの部分が養液に浸った状態ですので酸素不足に陥り易いのですが
しかも噴霧を多頻度にすることで根の活動が通常の水耕栽培よりも活性化しているのでは?
そのため通常の水耕栽培では問題ない養液濃度でもハイドロポニック水耕栽培では取り込み過ぎて肥料過多になってしまうのでは?
このように仮説を立てると、6/1日頃の『肥料過多と思える症状』の説明がつきますね。
根を見ると、6月1日以前と以後では根の状態が明らかに違います。
以前の根も最初は真っ白でしたので、『肥料過多』で相当なダメージを受けてしまいました。
ポットの脇芽は?
ポットに挿した脇芽も順調に育っていますが周囲の『甘太郎』の成長でやや『日照不足』の感じがします。
中央の細い茎が『アイコ』です。(6/26)
甘太郎の根が成長していてポットの入れ替えが出来なくなったのでこのまま『成り行き』に任せてみようと思います。
養液の濃度を1000倍としました
ハイドロポニック水耕栽培の『アイコ』の葉の色が『土植えのアイコ』に比べてやや薄いのが気になります。
ちょうど5月20日頃の様子に似ています。
その時は『養液かな?』と思いハイポニカに変更し、養液濃度は説明書記載の通り原液を500倍に薄めた濃度でした。
そして、6月1日の『事件』となった訳です。
もともと、2000倍に薄めた養液は薄過ぎと思っていましたが、アイコの体質改善のために、あえて『食事療法』を行いました。
そこで今回は約1000倍ということで様子を見てみます。
約というのは、栽培容器の底に少し以前の養液が残っていますので正確ではないということです。
計量は灯油のポリタンク(新品です)18Lで行いました。
合計36Lの水で1000倍の養液を作り養液タンクに入れています。
18Lでも十分ですが、日中の養液温度の上がり過ぎ防止のため36Lとしています。
水耕栽培のアイコ結実 (7/2)
ようやくアイコに可愛らしいミニトマトアイコが出来ました。
数々の苦難を乗り越えようやく結実しました。
ハイドロポニック水耕栽培のアイコを、思い切って葉一枚を残してカットしたのが6/1日頃ですから、ちょうど一か月で結実するまでに成長しました。
購入当時、説明書記載の通り、500倍希釈の養液を与えて肥料過多状態にしてしまいましたので注意しています。
もっと成長したら500倍にしょうと思いますが、1000倍で育つんだったらお得ですよね。
温室のアイコは巨大な葉っぱ
一方。温室育ちのアイコの葉は茎から葉の先端まで50センチを超えていて日光の奪い合いをしています。
脇芽もどんどん成長して、凄いことになっています。
ミニトマトのアイコも成長しました。
記録的豪雨の影響 (7/16)
連日、うだるような暑さと晴天が続いていて、先日の記録的豪雨が嘘のようです。
カズんちも、一時は避難勧告が出ましたけど何とか無事でした。
被災地では今日も捜索と復旧作業が行われていますね。
豪雨でお亡くなりになられた方のご冥福と一日も早い復旧をお祈りします。
さて、『アイコ』の部屋(温室)ですけど、連日の雨が温室の側面換気口から入った模様です。
その結果….、過電流なのか、ショートなのか、SDカードのデータが消滅してしまいました。
それで、SDカードをフォーマットして、最初から記録ということになったのですが
今度は噴霧した消毒液が気温や湿度、気圧を測定するセンサーにかかったのか
噴霧水耕栽培のポンプが回らないことに…
これは、リセットでOKだったのですが、気が付くまでの数時間は噴霧されずに日中の暑さでアイコがしおれてしまいました。
養液フイルターの清掃を忘れずに!
このとき、養液からポンプまでのホースがペチャンコになっているのに気が付いた!
「ホースがどこか曲がってる?」と思い調べるも異常なしです。
養液フィルターにしている台所用のスポンジが何だか青っぽいので水洗いして取り付けたら正常に養液を送ってくれるようになりました。
「水苔」で目詰まりしていたのですね。
- 養液フイルターは時々清掃しよう!
この時の後遺症がこれです。
根が出ていることは知っていたけど記録的豪雨の最中で湿度が高いせいだと思っていました。
このようなサインを見逃してはいけないですよね。反省です。
スケッチ(プログラム)を少し変更することにして、アイコにはまたまた、脇芽に期待しようと思います。
アイコ初収穫 (7/22)
アイコがようやく色づいてきました。
初めての収穫です。
う~ん、…….
なかなか…….
やや、マイルドで…….
さほど、強い酸味もなく….
皮がやや硬いという評価もあるけど……
さほど固くもなくフツ~の皮ですね。
記録的豪雨の後は、これまた記録的暑さで、温室全開でも日中は48度をオーバー!
高温の影響も心配されますね。
毎日収穫(8/3)
8月になってアイコの色付きもよくなって毎日収穫出来るようになりました。
1日、5~6個程ですが、嬉しいですね。
一方、水耕栽培のアイコはあまり結実してくれません。
当初のダメージが相当大きいようです。
また、フイルターの目づまりも相当影響しています。
来年は心して栽培しなければなりませんね。
【2019/06 追記】
今年水耕栽培容器を置く予定のところはイチゴのプランターが占領していて水耕栽培が出来ない状態です。
いちごのランナーも伸びてきていてさて、どうしょう~!
狭い敷地なのでもう満杯状態…
温室内のアイコを撤去
もう伸び放題で無茶苦茶着花するけど、殆ど結実しなくなりました。
異常高温の影響とハウス内の風通しが悪くなり受粉しなくなったのが原因でしょうか?
季節も9月半ばになり、とまとの着花から収穫までの日数を考えた時、「もはや、これまで !」と思い、ハウス内のアイコを撤去することにしました。
撤去と言っても、幹と根はそのままハウス内にあります。
ハウス内で育っている脇芽の撤去です。最も、脇芽も本体程の茎に成長していますけどね。
実は、ハウス内にアイコが茂りすぎていたので一部の脇芽を外に誘導していたのですが、ハウスから外に出た脇芽は思いのほか順調に生育し、沢山のアイコをつけてくれました。
温室内のアイコに比べれば茎の成長は劣りますが、それでも露地に比較すれば程よく成長しています。
来年はこの方法を採用し、7月頃迄は温室で育て、2Mぐらいに成長したところでハウスの外部に誘導しようと思います。
オクラも毎日2本ぐらいは収穫出来ています。
オクラは病気に強いようで思いのほか、育てやすいですね。
来年は種からオクラを育てる記録をアップしたいと思います。
今年の失敗作はきゅうりです。
次々と葉がダメになって早々と撤去しました。
紫外線かオゾンで殺菌
そこで再度きゅうりの種をまき、水耕栽培で育てるも同様に葉が次々と枯れていきます。
どうも糸状菌が活躍しているのかな?
ということで、来年はオゾンか紫外線殺菌を試してみようと思います。農薬は使いたくないですよね
また噴霧養液を冷却し、温度を下げる工夫もしてみたいと思います。
9月半ばに撤去したアイコは今?
9月中旬に温室内のアイコを撤去したのですが….(幹を除いて脇芽、枝葉全部)
その後、脇芽が出てきて放っておきました。
すると、….
結構、成長したりして、花が咲き、結実し始めました
凄いですよね
種から苦労して育てたアイコを撤去するって忍びないということで初霜が降りるまでこのままにしておこうと思います