植木鉢(プランター)の保温カバーを作ってみた
釈迦頭の越冬に植木鉢(プランター)の保温カバーを作ってみました。
アマゾンで購入した5Vヒータとホームセンターで購入した養生シートの組み合わせですが、いい感じで仕上がり保温効果もバッチリです。
養生シートとは
養生シートとは建築現場などで床などをキズや汚れから守るために張られるシートで、ブルーシートや中空シートなどが使われているようです。
特に中空シートは外気温の低い時期のコンクリートの養生にも使われます。
材質はポリプロピレン樹脂ですがプラスチック段ボールと呼ばれるようです。
中空ですので縦方向の強度があり中は空気の層ですので保温効果がありますね。
価格も安くホームセンターで購入出来ますのでこの養生シートで植木鉢(プランター)の保温 カバーを作ることにします。
植木鉢のサイズ
植木鉢のサイズは1号が直径3センチですが、口の部分と底の部分では大きさ(直径)が異なりますよね。
通常、植木鉢のサイズは口の部分を指すのだそうですが、これも”ツバ”の部分が大きかったりします。
カズが購入した植木鉢は10号ですが実際は9号かも?
養生シートが中空ですので厚みが2~3ミリあります。ですから、実際に植木鉢カバーを作る場合には実測してカバーの横幅を決めました。
植木鉢の保温カバー作成
先ず植木鉢の高さを測ります。
カズの植木鉢(プランター)は”ツバ”の内側1cm上のところにツバの補強部分があるので底面から補強部分までを測ります。
実測で26cmあるので、保温 カバーの保温力を高めるため2重にしたいと思います。
ということで、52cmのところでカッターナイフを使ってカットしました。
次に、2重にするため、真ん中26cmのところで折り曲げます。
折り曲げる時は養生シートを板で押さえ、下から掌で養生シートを押し上げると綺麗な折り目が出来ます。
折り曲げた様子がコレです。
中空部分を塞ぐ
折り曲げた状態はちょうど中空部分が重なっています。
でも、手を離すと広がりますので保温性を高めるためと作業しやすいようにガムテープで中空部分を塞ぎます。
次に小さく巻いて円筒状にします。
養生シートには中空に沿って折れ目が付きます。
次に植木鉢に巻き付け不足する部分があればつぎ足します。
カズは5cm継ぎ足しました。
ということは、やはり10号サイズのようですね。
保温 カバーの確認
継ぎ足しの部分もガムテープで張り、保温カバー両端もガムテープで固定します。
外面だけではなく内面も固定するとより強度が増すようです。
試験的に植木鉢を載せてみます。
完全な円形ではありませんが周りにヒータを覆っている布を張りますのでよしとしましょう。
USB電気ブランケット
植木鉢を保温するためのヒーターは5V USBブランケットにしました。
これは本来はオフィスでの冷え予防の商品のようですね。
パソコンのUSB端子に接続してブランケットを温めます。
電圧は5Vで1Aの電流を流すようですがもう少し流れているかも知れません。
これをブランケットの部分とヒーターを分離し、ヒーターは植木鉢の底面に置き温度と土壌水分計をarduinoで管理しようということですが、これについては後日詳しくお伝えするつもりです。
土壌水分計の作り方はこちらです。
保温カバーは釈迦頭の冬越し対策です。
縫い目をほどく
ブランケットにはチャックがついているのでこの部分からミシンの縫い目をほどきます。
百均のドライバーセットにある小さな千枚通しを使いました。ミシン糸を引っ張ってところどころ切って縫合部分を分離します。
ブランケットと養生シートは両面テープで張りました。
張り合わせを強化したい部分はスコッチの強力両面テープを使っています。
これはスコッチ高いのでスコッチしか使っていません。 (^^;
養生シート内面に両面テープを張ります。モチ?百均の方です。 (^^;
底面からブランケットを折り曲げて止める部分にも両面テープを張ります。
画像では破線のマーカー部分になります。
外周の部分は強力両面テープを使ってブランケットの端を折り曲げて貼り付けます。
この場合両面テープの半分の部分に貼り付けます。
もう片面も同様にブランケットを折り曲げながら両面テープの半分の部分に貼り付けます。
ブランケットが足りない部分を測ってもう一枚のブランケットを切断します。この場合、折り曲げる部分も考慮しましょう。
両面テープに張る場合には少し重ねる感じで貼り付けるとちょうど良いようです。
出来上がりの状態です。
上から下がっているのは張り合わせではなく、温度センサーのリード線です。
温度センサーは植木鉢の内面と底面それぞれ5cmのところに埋めています。
またオレンジ色の物は単管キャップです。土壌水分センサーを保護するため被せています。
ステンレスのお箸で土壌水分センサーを作りました。腐食耐えることが出来ます。
植木鉢(プランター)保温カバー まとめ
USBブランケットと養生シートで作った植木鉢の保温カバーですが簡単に作れて内面が中空シートですので結構保温してくれます。
日中日差しが保温カバーに当たると植木鉢が暖かくなります。
細かい測定はこれからですが、室温が5度程度でもUSBヒーターで植木鉢の温度は20度に達するようです。
温度はスマホでチエックです。(^^;