【慕田峪長城】スライダーが最高!バスと行き方のまとめ
北京郊外の慕田峪長城は雲一つない上天気!。慕田峪長城にはバスで行きましたが、そこには意外な盲点も!。万里の長城と言えば八達嶺が有名ですが、慕田峪長城は人で埋まる程でもなく保存状態も良好で楽しめました。
慕田峪長城の地図
慕田峪長城は北京市の郊外60Kの地点、慕田峪村にあります。
慕田峪長城の地図です。
ロープウエーとリフトの発着位置と到着位置はそれぞれ異なります。
どちらもいいですね。でも、どちらかの選択になりますので、天気が悪ければロープウエーを、天気が良ければリフトがいいかも?と思います。
スリルがあっていいですよ。
慕田峪の読み方
慕田峪(ぼでんよく)…….日本語では意味不明な読み方ですよね。
ここは中国語で(Mù tián yù):ム・ティェン・ユィと発音しましょう。
グーグル翻訳では慕田峪はBoten’yoku:ボテンヨクになっていますが『田』は『た』、『でん』とは読んでも『てん』とは読まないのですけどね。
言葉は時代と共に変化する一つの例かも知れません。
慕田峪長城への行き方
慕田峪長城への行き方は
- ツアーを利用する。
- 直通バスを利用する。
- 地下鉄とバスを利用する。
直通バスで行く
地下鉄東直門駅近くにある長距離バスターミナルから慕田峪長城 直通バスがあります。
しかし、カズが実際に行ったところ慕田峪長城直通バスは日曜日だけの運行(10月下旬)でした。
公共バスの直通運行は季節変動があるのかも知れませんね。
(東四十条駅のスイスホテル前から慕田峪長城まで直通運行するBUSがありますが予約が必要です。)
地下鉄とバスで行く
地下鉄とバスで慕田峪長城に行くにはいくつか方法がありますが、ここでは3つの方法を紹介します。
- 地下鉄15号線で 望京西まで行き、D出口 から出る。
- 地鉄望京西駅 から866バスに乗り 怀柔商业街东口で降りる。
- 后横街 から916快に乗り、怀柔北大街で降りる。
- 怀柔北大街からH35、H7、H36、H23、H24などに乗り 慕田峪环岛で降りる。
- 300M程で慕田峪正門です。
- 地下鉄15号線で后沙峪まで行き、C出口から出る。
- 火神营 から980に乗り 庙城东で降りる。
- 庙城东 から866に乗り怀柔车站路で降りる。
- 怀柔车站路 からH58に乗り、于家園で降りる。
- 于家園から H36、H23、H24、H35、H7、H50 などに乗り慕田峪环岛 で降りる。
- 370M程で慕田峪正門です。
- 地下鉄10号線 三元橋で降りる。
- 三元橋西のバス停まで歩く。
- 三元橋西から916快に乗り怀柔北大街で降りる
- 怀柔北大街からH35、H7、H36、H23、H24などに乗り 慕田峪环岛で降りる。
地下鉄東直門駅から長距離バスターミナルへ行くにも同じくらい歩きますしバスターミナルの中も判りにくいので、このルートも良さそうです。
慕田峪長城 入場料
慕田峪長城の入場料です。
入場料 45元
シャトルバス往復 : 15元
シャトルバス片道 : 10元
営業時間
慕田峪長城の営業時間は季節により変動します。
11月16日~翌年3月15日 8:00~17:00
3月16日~11月15日 7:30~18:00(土,日18:30)
慕田峪長城 ロープウェイ
慕田峪長城 ロープウェイとリフトの利用料金はこのようになっています。
ロープウェイ往復 : 120元
ロープウェイ片道 : 100元
リフト&スライダー : 120元
リフト又はスライダー : 100元
上りをロープウエイ、下りをスライダーという選択は運営する会社が異なるため出来ません。
あえて選択するならロープウエイ片道100元、スライダー100元という組み合わせになります。でも、ちょっとムダっぽいですね。
また慕田峪長城では2種類の輸送機器が使われていますのでロープウエーを缆车 (lanche)、リフトを索道(suodao)と使い分けています。
中国語の索道にはリフトやロープウエーと言う意味が含まれますので通常、缆车 と言えばケーブルカーの意味ですが、慕田峪長城ではロープウエーの意味で使っています。
では、ロープウエーとリフト、どちらを選択したらいいのでしょうか?迷うところですよね。
小さい子供のいる家族なら、安全優先でロープウエイでしょうね。
でも慕田峪の風を感じながら景色を楽しむならリフトですね。
結構高い位置を移動するのですが、安定していて安全バーがあるので不安はありませんでしたよ。
ロープウエイを選択すると帰りもロープウエイになりますが、リフトを選択すれば、帰りはスライダーですので違った楽しみ方が出来るのでは?と思います。
景色最高!慕田峪長城
リフトを降りると慕田峪長城です。
長城は北斉の時代(550~577年)に遡るそうで、北方騎馬民族を抑える為に長城を造ったそうです。
そして、北斉の長城跡に新たに長城を建設、1404年に関が設けられ、慕田峪関と呼ばれるようになりました。
慕田峪長城は保存状態がとても良く凄い!の一言に尽きます。
欧米人も目立ちますね。
慕田峪長城は嶺に沿って建造されているので起伏がとても激しいです。
慕田峪長城の東端、大角楼
万里の長城の一部を形成する慕田峪長城は施設整備がされ、上空ではヘリが巡回して観光客の安全に配慮しています。
大角楼は慕田峪長城で観光客が立ち入れる東端になり、そこから先は”自然のまま”の万里の長城が延々と続いています。
その大角楼に行ってみることにします。
砲台でカズも一休みです。どこの国の人でしょうか?。
ふと壁を見れば……
あちこちに落書きが……。いや『記帳』しています。歴史に名を刻むってことでしょうか?
振り返ると…….
慕田峪長城がくっきりと見えます。天気と気候に恵まれました。
前を見れば….ここにも歴史に名を刻む勇士?達です。
急な登りにさしかかりました。手すりを持たないと転げ落ちそうになるぐらい急で、しかも段差が大きく一歩がつらくなります。
激しい起伏を超えて進みます。
ようやく辿り着きました。慕田峪長城の最も東にある『大角楼』です。
ここから先は封鎖され、前に進むことは出来ません。
少し覗くと、長城の原型は留めていますが、草木が生い茂った自然の万里の長城の姿がありました。
このような構造物を造るのも凄いことですが、クレーンもブルもショベルカーもない時代に万里の城壁を造ろうと考えたことが凄いことだと思います。
慕田峪長城 スライダー
大角楼から戻り、スライダーに向かいます。
携帯基地局の鉄塔が現実に引き戻します。
つかの間のタイムスリップでした。
ボードに小さな車輪がついていてレバーを引っ張るとブレーキがかかるようになっています。
係が一旦停止させます。ブレーキのかけ方テストです。
カズもスライダーで斜面を下ります。
ここが一番のポイントでした。
飛び出し防止のネットがついています。
ここでは係も常駐し減速を指示します。
ここでは結構スピード出てますよ。
終点です。あっという間に着きました。
慕田峪長城は、雄大な景色を堪能出来る自然と、悠久の歴史と、遊び心一杯のテーマパークでした。