パトゥーサイとは?ビエンチャンの凱旋門を写真つきレビュー|入場料となぜ建てられたのか
ビエンチャンの大通りを歩いていると、遠くからでも凱旋門のような建物を見ることができます
それがラオスのパトゥーサイ
周囲に遺跡があるわけでもなく、なぜこんな場所にポツンと建っているのかと不思議な気持ちも…
実際に訪れてみると、写真で見る印象とは少し違い、入場料を払って登れる展望台や装飾から、この建物の背景や歴史を感じることができます
この記事では、パトゥーサイの写真を交えながら、正直な感想と「なぜ建てられたのか」を旅行者目線で紹介します
パトゥーサイとは?
パトゥーサイは、ラオスの首都ビエンチャン中心部に建てられた記念碑で、フランスの凱旋門を思わせる外観から「ビエンチャンの凱旋門」とも呼ばれます
市内でもひときわ目立つ存在で、観光ガイドや地図でも必ず名前が挙がる定番スポットです
とはいえ、古代遺跡というわけではなく、街の大通りの中央に単独で建っているため、初めて見ると「なぜここに?」と感じる人も多いはず
調べてみると、パトゥーサイは、ラオスの近代史と深く関わる背景を持つ建物で、単なる観光用のモニュメントではありませんでした
なぜパトゥーサイは大通りに建てられたのか
パトゥーサイが建てられた場所はビエンチャン市内でも交通量の多い大通りの中央で、周囲に遺跡や寺院が並んでいるわけではなく、街の景色の中に突然現れるため、違和感を覚える人も少なくないのでは?
調べてみると、この場所が選ばれたのは、戦没者を追悼する記念碑として、国の象徴となる存在を目立つ場所に建てるという考えがあったということが判りました

市内の主要道路が交差する場所に建てることで、多くの人の目に触れ、ラオスという国の独立や歩みを象徴する役割を担っていたようです
また、フランス統治時代の都市計画の影響もあり、直線的な大通りの先に記念碑を配置するという考え方もあったようです
そのため、街並みの中でパトゥーサイだけが少し異質に見えるのも、ある意味では自然なのかもしれません
パトゥーサイは何のために建てられたのか
パトゥーサイは、ラオスが歩んできた独立の歴史の中で、戦没者を追悼するための記念碑として建てられました
見た目は観光向けのモニュメントに見えますが、本来は国のために命を落とした人々を悼む意味合いを持つ建物です
建設が始まったのは20世紀半ば
当初は軍事関連の施設として計画されていたとも言われていますが、その後、国家的な記念碑として整備されました
そのため、パトゥーサイは単なる観光名所ではなく、ラオスの近代史を象徴する存在として位置づけられています
パトゥーサイがフランスの凱旋門と似ている理由
パトゥーサイの外観がフランス・パリの凱旋門を思わせるのは、ラオスがかつてフランスの統治下にあった歴史と無関係ではないようです
建築様式や都市計画の考え方に、当時のヨーロッパ的な影響が色濃く残っているように思います
しかし細部をよく見ると、装飾にはラオスらしい仏教的なモチーフや文様が取り入れられており、完全な模倣ではないことも判ります

パリの凱旋門をベースにしながら、ラオス独自の要素を重ねた結果、どこか見慣れているようでも少し違う、独特の雰囲気を持つ建物
だからラオスの凱旋門とも言われるのですね
パトゥーサイの写真(外観・内部・展望台)
実際に訪れたときの写真を交えながら、外観・内部・展望台の景色を紹介していきます
パトゥーサイは、遠くから見ると凱旋門のようなシルエットですが、近くで見ると細かな装飾やラオスらしいデザインが印象的です
まずはパトゥーサイの正面外観から

柱状のフォルムが特徴的で、どの角度から見ても 高さと存在感 を感じます
遠くから見るとほんとうに「凱旋門」のようですが、近くまでくると仏教的な文様や彫刻 が視界に入ります
周囲にはベンチや歩道が整備されていて、散策スポットとしても心地よい空間です

パトゥーサイ 内部は?
次は内部へ
パトゥーサイの門をくぐると先ず天井の景色が目に入ります

パトゥーサイ内部は、細い通路と階段が続く構造になっています
階段は少し高さがあるので手すりを持って登るのが良さそうです

パトゥーサイ 展望台からの眺め
そしていよいよ展望台
展望台からは、ビエンチャン市内の街並みが一望できます
これは凱旋門まで歩いてきた道です

真っ直ぐに延びた大通りの先はメコン川になります
その反対側になる写真がこれ
大きな円形は噴水ですが訪問当時は休止していました

これはラオス首相官邸や議会がある入り口です

首相官邸の反対にあるのがビエンチャン市役所です
パトゥーサイを中心にラオスの首都機能が集中しています

パトゥーサイの入場料と登ってみた感想
パトゥーサイは、遠くからでも外観を見ることができますが、パトゥーサイ展望台に登るには入場料が必要です

登ってみた感想
階段を登っていくと下からはよく見えない天井の装飾もハッキリ見えるようになります

フランスの凱旋門のようにも見えるパトゥーサイですがラオスの一面も垣間見えますね

これはもう仏教の世界観ですね

階段を登ってみると、内部は思っていたよりも素朴で、少し年季を感じる造りでした
高層ビルが少ないため視界が開けており、首都でありながらどこかのんびりした雰囲気がありました
パトゥーサイにトイレはある?
パトゥーサイのそばに大型観光バスが相当駐車できる大きな駐車場と数十人は一度に利用できる大きなトイレがあります
自然光を取り入れたとても明るく清潔感のある水洗トイレで、利用は無料です
場所はここ
トイレ近くのピンクの飲料販売店が目印です

パトゥーサイ Q & A
Q1:パトゥーサイは行く価値がありますか?
始めてのビエンチャン観光であれば一度は立ち寄りたいスポットです。世界遺産のような感動はありませんが、街の中心に建つ象徴的な建物として雰囲気を味わえます。
Q2:パトゥーサイは登らなくても楽しめますか?
外観や周囲の景色を見るだけでも楽しめますし、写真撮影もしやすい場所です。展望台からの景色にこだわらなければ、登らなくても問題ありません。
Q3:入場料と所要時間はどれくらいですか?
入場料は外国人価格で30,000キープでした。所要時間は展望台まで登って写真を撮る場合でも、30分前後あれば十分です。※入場料は変更されることもあるため、現地での表示を確認してください。
Q4:暑い時間帯でも登れますか?
内部は階段のみですが、中央が吹き抜け構造になっているため、上に空気が抜けて風通しは比較的良好です。そのため、暑い時間帯でも思ったほどきつくは感じませんでした。ただし、無理せず水分補給は忘れないようにしましょう。
Q5:パトゥーサイにトイレはありますか?
敷地のそば、市庁舎方向に無料で利用できる水洗トイレがあります。観光地の簡易トイレという感じではなく、室内も明るく綺麗で、とても清潔な印象です。短時間の立ち寄りでも安心して使えるので、観光途中の休憩ポイントとしても利用できます。
まとめ|パトゥーサイは行く価値ある?
パトゥーサイは、ビエンチャンの街を歩いていると自然と目に入る、象徴的な建物です
正直に言えば、これだけを目的に遠くから訪れる場所ではありませんが、初めてラオスを訪れるのであれば、一度は見ておいても良いスポットだと思いました
大通りの真ん中にポツンと建っている理由や、フランス統治時代の影響を知った上で見ると、単なる「凱旋門風の建物」ではなく、ラオスの近代史を感じられる存在に見えてきます
展望台出入り口付近の隅に置かれた祭壇の意味も今は理解できます

展望台からの景色は絶景というほどではありませんが、街の広がりや雰囲気を上から眺められる点は印象に残りました