arduinoで栽培管理~準備編~
宮崎に行ったとき、特殊栽培トマトを手にする機会がありました。
あのJR九州の人気列車『ななつぼし』の食材に採用されているトマトなんです。
そのトマトを口にした瞬間…..脳裏をよぎったのは昔食べたトマトの味でした。
適度な酸味と旨み、甘味、味の濃さ、それにピチピチとした食感….これらが見事に調和した味わい深いトマトでした。
でも、スーパーではなかなかこのような”本物”のトマトって売ってないですよね。品種なのかわかりませんが、見た目はいいんですけどね。
それなら、いっそ自分で作ってみよう! 何事もチャレンジだぁ~!
3つの原則
原則というと大袈裟ですが、やっぱし原則なのかな?。
それは….
- ① 手間暇かけないので管理は勝手にしてくれること。
- ② 極上の味を目指す
- ③ 装置は超”エコ”に徹する。
①はとても虫のいい話ですが、結構重要なことと思うのです。毎日の水やりなどまるで『水の奴隷』ということも耳にしますよね。
②最初の動機が『美味いトマトを作る』ということですので農業大学の先生方の研究や外国の先進技術などを参考に最先端を目指してみようと……心意気だけです。
③作物を販売して投資回収するとかいう話ではありませんので費用をかけるという訳にはいきません。
家庭菜園の領域ですからね。
手間暇かけずに管理をするには
それを実現するには自動化しかないですよね。
昔はマイコンとか言ってたけど…
今は“アルドゥイーノ,arduino“がある!
えっ?アルドゥイーノ(arduino)ってなに?って思った人もいるかも知れません。
実はカズも最近まで知りませんでした。
夏に太陽熱温水器をとりつけたのだけど付属のコントローラにはタンクへの給水ボタンしかなくて…
給湯ボタンがない!
どうも、給湯は蛇口をひねってということらしいけど蛇口をつけたらカッコ悪いし給湯器に接続って方法もあるけどプロでもないし..
そこで、色々調べてみてたどり着いたのが"arduino"でした。
早速、コントローラーにアルドゥイーノ( arduino )を組み込んで試したところ
ボタン一つで給湯開始,ヤッタ~!って感じでした。
アルドゥイーノ( arduino )とは
- Arduino はプログラム制御のオープンソースハードウェア。
- プログラムはArduino IDEと呼ばれるアプリケーションで作成する。
- arduinoプログラムは簡単な言語で『スケッチ』と呼ぶ。
①オープンソースハードウエアの設計情報が公開されているので、安価なクローンを入手できます。
②アルドゥイーノ専用のプログラム作成用アプリケーション(ArduinoIDE)が用意されていて無料でDLできます。
③プログラムの難しいところは世界中の人がプログラム(スケッチ)を公開しているので自由に使え、またIDE標準にもおよそ必要なプログラムがプリインストールされています。
味わいある野菜や果物を作るには
経験や勘に頼らずに、データによる管理で美味しい野菜を作ってみようということでデータを公開できるようなレベルになればいいですね。
ガンバルンバ!
arduinoで計測する
そのためには、日々の日照時間、温度、湿度など基礎データを蓄積しなければなりません。
また、水耕栽培の液肥の濃度なども大切ですよね。
これらのデータをアルドゥイーノ( arduino )で計測し、記録していこうという考えです。
管理 装置もエコに徹する
家庭菜園ですから、装置に費用をかけれませんので、すべて自作しようと思います。
まずは温室製作からということで、こちらにまとめました。
水耕栽培装置はこちらにまとめました。現在進行形です。