ルアンパバーンUXOビジターセンター|観光で行く意味はある?
ルアンパバーンといえば托鉢や寺院、メコン川の夕景を思い浮かべる人が多いと思いますが、そんな観光地の中心部に、少し異質な場所があります。それがUXOビジターセンターです。
正直に言うと、行く前は
「ベトナム戦争の話でしょ?」
「観光の合間に行くには重すぎない?」
と思っていましたが、でも実際に訪れてみると、観光地ルアンパバーンを歩く視点が少し変わる場所でした。
ルアンパバーンのUXOビジターセンターとは
UXOとは「Unexploded Ordnance」不発弾のことで、このビジターセンターは、ラオスに今も残る不発弾の現状を伝えるための施設です

場所は市内中心部から徒歩圏内にあり、観光客でも立ち寄りやすく入場も無料です
展示は派手ではありませんが、写真・実物・映像を中心に構成されていて、英語が読めなくても雰囲気は伝わる作りになっています

なぜラオスに不発弾が残っている?
ラオスは、ベトナム戦争の主戦場ではありませんでした
それでも、世界で最も多くの不発弾が残る国のひとつです
その理由は、ベトナム戦争中に行われた米軍の大規模な空爆にあり、ベトナム軍の補給路を断つ目的で、ラオス全土に膨大な数の爆弾が投下されました
問題は、その相当数が爆発しないまま地中に残ったことです
戦争が終わって何十年も経った今でも、農作業中や子どもの遊び場で不発弾事故が起きているといいます

UXOビジターセンターの展示内容
展示は、大きく分けて3つの流れです
不発弾の実物展示
実際に使われていた爆弾やクラスター弾が展示されています
大きさからは想像出来ない威力らしいのですが、「これが日常のすぐ下に埋まっている」という現実は伝わってきました

被害と日常
被害者の証言、義肢、生活の写真などが展示されています
感情を煽る展示ではありませんが、しかし静かに語りかけてきます
現在の除去活動
NGOによる除去作業の紹介もあり今も続く不発弾処理の難しさを知る事ができます

観光で行く価値はある?
kazuは真実は知るべきだと思います
ルアンパバーンの美しい街並みを歩いたあとに行くと、よりルアンパバーンを美しく想えます
そしてラオスの日常の上に、「何が重しになっているのか」を知るきっかけになります
展示は30〜40分ほどで見終わる程度ですので観光の流れに妨げになることはありませんよ

観光気分で行っても大丈夫?
全く問題ありませんし、実際、観光客がほとんどです
ビジターセンターって何?くらいの気持ちで行くのがちょうどいいと思います
実際、kazuも全く無知で行ってみて「そうなんだ!」と始めて知りました

映像は少し衝撃を受ける場面があるので見なくてもいいかな?とも思います
また、UXO ビジターセンターでは今も続く取り組みが紹介されています
Q & A | ラオス UXO ビジターセンター
Q1, UXOビジターセンターって何ですか?
UXOビジターセンターは、ラオスに今も残る不発弾(Unexploded Ordnance)がどのようなものか、なぜ残っているのか、そして現地でどんな被害や除去活動が続いているのかを学べる施設です。ベトナム戦争中の爆撃の歴史や実物展示、被害者の証言などを通じて、戦争の影響を深く理解できます。
Q2, どうしてラオスには不発弾が多く残っているの?
ラオスは1964〜1973年の「ベトナム戦争」の影響を受け大量の爆弾が投下されました。そのうち多くが地中で爆発せずに残り、農作業や日常生活の中で未だに危険をはらんでいます。このセンターではその背景と現状を学べます。
Q3, 入場料はいくらですか?
入場料は 無料 ですが、施設の活動支援として寄付を歓迎しています。寄付金は地元の除去活動や被害者支援に役立てられています。
Q4, 所要時間はどれくらい?観光のスケジュールに組み込める?
展示自体はおよそ 30〜40分程度 で回れる内容なので、托鉢や王宮博物館など他の観光の合間にも組み込みやすいです。展示内容は英語中心ですが、視覚資料が多いので英語が苦手でも理解しやすいようです。
Q5, 子ども連れでも行って大丈夫?
はい、教育的価値の高い施設で、戦争の歴史や安全について学べる場としておすすめです。ただし映像では戦争の被害を描いた場面もあるので展示物中心で見て回るのがおすすめです。
所要時間・入場料・場所
入場料:無料
場所:ルアンパバーン市内中心部、観光エリアから徒歩圏内
托鉢や王宮博物館を見たあと、少し時間が空いたときに組み込みやすい場所です
不発弾で造られたペンダント
UXOビジターセンターでは、不発弾の金属を再利用して作られたペンダントが売られていました。

このペンダントは、夜市でも見かけます
ルアンパバーンらしい穏やかな雰囲気の中で、地元の若く美しい人が売っているのが印象的でした
ちょっと考えさせられる展示だったかもしれませんが、こういう形でUXOの活動に関われる選択肢があるのはいいですね