【西安.城壁】南門は美人モデルさんでいっぱい!入場料と登り方
西安 城壁を南門(永寧門)から登って散策してみました。10月下旬なのに汗ばむ陽気で半袖Tシャツが必要でしたね。
どこまでも続く西安 城壁と高層ビルが時空を超えて迫ります。その眺めの中の天空は歴史と現在が織りなす不思議な空間でした。
西安の城壁 歴史
西安の城壁は中国の史跡の中で最も保存状態の良い古代の軍事施設です。
最初の西安 城壁は歴史も古く、582年に黄土に石灰、もち米の汁を混ぜてかためて作ったそうです。
その後レンガも取り入れながら改修、拡張を繰り返し、明の時代の1378年に現在の西安 城壁が形成されました。
城壁として1400年の歴史を持ちながら保存状態の良い史跡です。
ですから西安 城壁は世界遺産登録史跡だろ?と思うのですが。これまでに5回大規模修復されたことが確認されており、その修復回数の多さが世界遺産登録のネックになっているそうです。
西安 城壁の長さは?
西安 城壁の全長は…何故か諸説あるのですが、13.74Kと言われています。
東の城壁 : 2683M
西の城壁 : 2626M
南の城壁 : 4194M
北の城壁 : 4134M
城壁合計の長さ : 13.637K
ん?計算が合いませんねぇ~?
まぁ、一周14K弱ってことで……大陸的気質で行きましょう。気にしない!気にしない!
西安 城壁の高さは?
何故か高さだけ一定ですが、確かに目視でしたが”一直線”でした。
西安 城壁 南門(永寧門)でチケットを購入
西安 城壁の南門にある西安城壁入場券売り場です。
南門は鐘楼ロータリー地下の多目的通路から入場します。
地下鉄『鐘楼駅』から直接行くことが出来ます。
西安 城壁の入場料は?
西安 城壁の入場料はこのようになっていました。
入場料 54元
二人乗り自転車 90元
一人用自転車 45元
(自転車の保証金 200元)
保証金(押金)は自転車を返却すれば全額返金されます。
西安 城壁の閉門時間は?
南門 : 8:00~22:00(年間)
含光門 :8:00~17:30(年間)
上記外の門
8:00~18:00 19:00(季節変動があります)
入場可能な門は8ヶ所あり、東門、南門、西門、北門、和平門、文昌門、含光門、尚德門,から入場できます。
南門の営業時間が最も長く、その他の入場門は午後6時~7時(季節変動あり)となっています。
カズが入場したのはお昼でしたが、夜景も見たかったですね。
南門(永寧門)
西安城壁 南門入り口です。時代と共に改修され、増築され、一時は取り壊しの決定さえ出た西安城壁です。
ここでも、所持品のx線による検査及び金属探知機のゲートがあります。
煩わしい半面、ある意味安心感もありますね。全員がセキュリティチエックを受ける訳ですから。
永宇門は隋時代初期に建造され、当初、安上門と呼ばれていましたが、唐時代末期に新たに南門を建造し、明の時代に現在の永宇門と改められました。
南門(永寧門)はアトラクション広場に変身!
南門通路を抜けると四方を城壁で囲まれた広場があります。
その昔、戦で南門を突破されれば、そこは思うツボ!袋のネズミで四方上空からの火責め攻撃で敵を殲滅という怖~いところでした。
しかし、現代ではアトラクション広場として使われています。
カズが訪れた時はファッションモデルさんの演技指導をしていました。
追記:実はこのモデルさん、世界50ヶ国から集まったファッションモデルでした。カズが見たのは。言わば『舞台裏』なんですね。
揃いのピンクのTシャツの背中には国名がプリントされています。
台湾の文字もありましたが『中国 台湾』の表記でした。
後で知ったのですが実は10/29日の夜「2018年西安城壁世界星空ファッションモデルコンテスト」決勝大会が行われたのですね。
前もって知っていたら日程を調整したのに…残念だったなぁ~~。
西安 城壁の登り方
西安城壁に登るには南門広場から階段を歩いて行きます。
西安城壁 南門に限らず、どの入場門からでも、入り口を通れば階段がありますので階段を使って城壁に登ります。
うぉ~~!凄い!というのが自然に出た最初の言葉でした。
真直ぐに伸びる城壁は周囲の景観とは隔離された異次元空間でした。
数々の補修工事を施し、完全な姿で当時の面影を今に伝えています。
西安 城壁 自転車(レンタサイクル)
城壁を一周するには自転車もいいですよね。。
凹凸もそこそこあるので貸し出しはマウンテンバイクです。
カズは天気が良いのでぶらり散策を楽しみました。
文昌門
青龍寺でも出会った結婚記念撮影です。
文昌門近くでは2組の結婚記念撮影が行われていました。
そして、その先でも
カメラマンも新婦の美しさを最大限に引き出そうと、…大変ですよね。
電動カートも一時停止し、記念撮影を見守っています。
更にこちらでも……
少子高齢化の日本とは対照的な光景です。
何だか、西安城壁巡りは結婚記念撮影巡りになっちゃいました。
この先、どのくらい撮影が行われているのでしょうか ?
建国門
建国門からは西安城壁に登れませんので、この辺りまで来ると人もまばらです。
空を見上げれば雲一つない上天気です。湿度が低く風もなく爽快です。城壁の石畳が太陽で温められ、城壁が囲いのような役割をするので寒いどころか日中は暑く感じます。
でも曇りの日は寒暖の差が激しい大陸性気候ですので空模様を見ながら衣服を調整されたらいいと思います。カズは半袖を持参しませんでしたが、スーツケースに1枚忍ばせておくのがいいかも知れませんね。
ようやく最初の城壁角まで来ました。
長楽門(東門)
電動カートです。ちょっと乗ってみたいですね。
でも今日の予定はこの西安城壁だけですので、のんびりいきましょう。
長楽門もそこそこの人出です。
ここで、少し休息、アイスクリームとコーラで英気を補給しました。
ここでも写真撮影です。
コーディネーターが入念なポーズチエックです。
左の男性は新郎さんっぽいですね。
朝陽門
朝陽門が見えてきました。
この東門通りは2.6K程と比較的短い区間です。
安遠門(北門)
明時代に建造された門で当時より安遠門と言われています。
『安遠』の2文字に漢族朝廷と辺縁少数民族との融和の意が込められているそうです。
元々の安遠門は辛亥革命で破壊され現在の安遠門は1983年に修復されたものです。
その北門通りに入りました。
西安駅
西安駅が見えてきました。
西安駅正面です。
ようやく半周したってところでしょうか。
午後0時35分を指しています。
約2時間30分経過です。
お腹がすいてきましたけど売店はありません。マウンテンバイクや歩いて西安 城壁を一周する場合には軽いスナックや水を持って回るといいですね。
カズは水だけは持っていましたけど…(^^;
最初は歩いて西安城壁一週するとは考えてなかったのですが、陽気に誘われブラブラするうちに”どうにもとまらない ♬”となってしまいました。
北門
安遠門まで来ました。
釣鐘がおいてあります。小さな鐘楼は至るところで見られます。
北門通りも終わりが見えてきました。
何か金色の塔が見えますね。
近づいて見ると……
広仁寺
チベット仏教を色濃く反映する広仁寺です。1705年、玄烨皇帝が陝西を訪れた時に建立されました。黄金の輝きがまばゆいですね。
広仁寺は1983年に国務院より国家級重点景勝区に指定されました。
入場料は20元ですが、旧暦の1日、15日は入場料無料になります。
ここでも結婚記念の写真撮影が行われていました。
この広仁寺は城壁北通りと西通りの角にあり、玉祥門もほど近く、結婚記念写真撮影のポイントのようです。
城壁の上では…
まあ、フツ~の撮影ですが…
信じられない結婚記念撮影
オイオイ、ちょっとそれヤバいよ~
絵になる画像ですが….
そこ、城壁の壁の上ですよ~!
手前はともかく12Mの垂直城壁、一歩後ろは12M下の石畳。
超絶ハネムーンの永遠の幸せを求めて……….旅立つってことないようにねぇ~!
そしてこちらも。
おや、新婦さんお一人ですかぁ~?
新郎さんビビったの??
後方の建物は西門で、ここも城壁後ろは西門中庭の石畳です。きっと良き恐妻?になれるでしょう。
安定門(西門)
安定門北側には日本の天皇が西安城壁を訪問された時の展望台があり、中国の重要文化財保護区に指定されています。
また、西門箭楼は中国で最も保存状態の良い古代城です。
南門が見えた!
西門通りから南門通りの角を曲がったところです。
右手に見えるのが含光門で、中央に小さく見えるのが南門、カズが出発したところです。ここまでくると、俄然元気が出てきます。
この含光門のある城壁の石畳下は黄土を固めてで作った城壁やその後積み上げたレンガなど6世紀から明時代までの城壁が完全な形で保存されているそうです。
実は、あまりに多くて、写真写していなかったのですが.
1983の文字と地域を表す刻印がものすごく多くて、最初は何だろう?と思っていましたが
近代で最大の修復を行った年が1983年でした。
この区域はどこそこの地区が担当というように、修復ヶ所を中国各地に割り当てていたのですね。
ですからずさんな修復も出来なかっただろうし、遅れも許されなかったのだろうと思いました。
長方形の石、1枚1枚に年号と地区が記されているのですから一目瞭然です。
しかし、その数….10万個?100万個?見当がつきません。
ということで、
西安城壁をブラブラ歩いて一周する—- ゴールです!
今思えば、昼もいいけど、夜のライトアップもまた格別な趣があったかも…
習近平国家主席が訪れた時は夜だったし…ね。
これから西安城壁に行かれる方は夕刻に訪れるのもいいですね。
2018年西安城壁世界星空ファッションモデルコンテスト
西安 城壁南門の階段から降りるときに目にしたもの…….
それは、2018年西安城壁世界星空ファッションモデルコンテストのリハーサルでした。
当日はTシャツではなく、モデルに合わせてデザインされた衣装を身にまとい最高のコンディションで闊歩していたのでしょう。
ファッションモデルコンテストの一コマを垣間見たようでした。
これから西安観光を考えている方は西安城壁世界星空ファッションモデルコンテストに合わせて城壁を訪れるのもいいですね。
2020年西安城壁マラソン
西安城壁国際マラソンは1993年から始まり、2020年は4月18日に西安城壁 南門をスタートし、男女、5Kと10Kコースで健脚を競い合います。
2020年西安城壁国際マラソン申し込みは2019年12月末ということですので申し込みは終わってしまいましたね。
こちらは雲南省の大理古城で開催されたクロスカントリーです。
標高2000mの高地で野山を駆け巡る体力と気力勝負の耐久レースですが、いろいろコースが用意されていて女子の参加者も多かったようです。
ゴールは大理古城の南門です。西安城壁マラソンも南門。南門は古来より縁起の良い正門だそうですよぉ~!
西安は見どころがいっぱい!南門界隈は夜遅くまで賑わっていました。カズは西安に着いた初日は翌日の兵馬俑観光に備えて西安駅近くのホテルにしましたが翌日は南門へ移動しました。 (^^;
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