北京空港で乗り継ぎ(トランジット)して西安の兵馬俑に行ってみた
北京空港(北京首都国際空港)から西安の兵馬俑へ乗り継ぎして行ってみました。
北京空港乗り継ぎでは手荷物を受け取るのに手間取りましたがその理由は意外なところにありました。
そこで北京空港でのトランジットについてお伝えしようと思います。
北京空港での乗り継ぎ
多くの旅行ブログには殆ど、どの航空会社を利用して北京空港(北京首都国際空港)に来たのかが記されていません。ですから、自分も北京空港ではそのように移動すればいいんだと思いがちです。
また、堂々と国際線はターミナル3と紹介しているサイトも見受けられますが、ターミナル3(T3)でも国内線があり,ターミナル2(T2)でも国際線があります。
そのため読めば読む程疑問で混乱してはいませんか?
ターミナル3(T3) 航空会社割り当て区域
CA 中国国際航空
国際線 F , H
国内線 H , J , K (団体 L )
CA 大連航空
H , K
NH 全日空
D ,
JL 日本航空
C ,
SQ シンガポール航空
E ,
ターミナル2(T2) 航空会社割り当て区域
MU 中国東方航空
国際線 D ,
国内線 G12~22 , H
CZ 中国南方航空
国際線 C01~10 ,
国内線 F 01~22 , G 07~11 ,
JD 北京首都航空
K ,
HX 香港航空
C ,
UO 香港快速航空
C ,
KE 大韓航空
B ,
上記の他、多くの航空会社に割り当てをしています。
判らない場合には北京空港インフォメーションにてブッキングを提示の上尋ねれば正確な回答を得ることが出来ます。
北京空港の情報を得ようとANAのサイトを覗くこともあるかと思いますがこれはあくまでもANAの場合であることに注意が必要です。
ANAの情報は北京空港のほんの一部であり、北京空港の全体図を表すものではありません。
ですから例えば日本航空で成田から北京に飛び、中国国際航空で西安に行く場合には日本航空はT3-Cが割り当て区域で中国国際航空国内線はT3-H,T3-J,T3-K(団体はT3-L)が割り当て区域になっています。そしてどのゲート(搭乗口)かはフライトスケジュール(液晶掲示板)を見て移動するということになります。
フライトスケジュールでは例えば登机口(搭乗口) T3 H-32 というように表示されますので、ターミナル3のH 区域の32番ゲートということが判ります。
日本航空の割り当て区域はT3-Cですのでターミナル3のC区域内のどこかのゲートに到着しますので中国国際航空で西安に行くには同じターミナル3のH 区域の32番ゲートに向かえば良いということになります。
勿論、その間に直行便であれば入国審査、手荷物受取が必要になります。入国審査は必ず通らざるを得ない構造になっていますので気にする必要はないようです。
北京空港 乗り継ぎ(トランジット)での注意点
また、全日空-中国国際航空などの共同運航の場合や経由地がある場合など同じ便でも手荷物受取レーンが異なる場合がありますのでカウンターで尋ねる場合には必ず搭乗した場所(成田、関西、福岡など)と便名で尋ねましょう。
確実なのはチケットを提示して尋ねることですね。
カズは大連経由の北京行きに搭乗したのですが、北京空港ではちょっとした戸惑いがありました。待てども待てども手荷物が流れてこないのです。
50分待っても手荷物が流れないので手荷物サービスカウンターで尋ねたら….受け取りレーンが違っていました! (^^;
経由地の大連で搭乗した旅客は中国国内移動になる。つまりは同じ便でありながら国際線と国内線の顔を持ち、北京空港では手荷物受取レーンが異なることがあるのですね。
皆で渡れば…….式はここでは通用しませんでした。圧倒的に多いのは中国人の国内移動ですからね。
でも、巨大空港には違いないのですが、ターミナルとA,B,Cなど区域を航空会社に割り当てているということを知っておけば十分ですよぉ~!
しかし、…カズの手荷物以外にも20ぐらいまだ受け取っていない手荷物があったのは北京空港側に問題があったからだと思う。タラップから降りて待機していたバスは2台。『日本からのお客様』と『大連からのお客様』とハッキリ示せばよかったのに…
以後、経由地があるときはバスに乗る前に確認するようにしました。 (^^;
北京空港乗り継ぎで西安へ向かう
西安空港は北京空港と比べればそこまで大きな空港ではありませんので移動も比較的楽だと思います。
手荷物受取も国内線ですのでレーンに表示してある便名で確認出来ます。北京空港のように同じ便でありながら複数のレーンを使うことはありません。
手荷物を受け取ったら西安市内への移動はエアポート シャトルバスが便利です。
【2019/12 追記】
西安地下鉄空港線が開通し、カズのサイトでも西安空港シャトルバスと西安空港地下鉄のページビュー数が逆転しました。 (^^;
シャトルバスに乗るには先にチケットを購入します。チケット売り場は出口の右か左になります。
えっ!どっちなん?と思われた方、心配無用ですよ。
出口は複数あり、どの出口かで、右か左になる訳ですが、どちらにせよ見える範囲内にチケット売り場があります。
中国でGoogle地図を使う
旅行で欠かせないのが地図ですよね。ガイドさんがいない場合には頼りになるのが地図ですが、カズは中国・香港8日間無制限データ通信カードを使ってグーグルマップを表示させました。
中国ではgoogleやLine,twitterなどは金盾と呼ばれるファイアウォールでブロックされ中国国内からgoogleへのアクセスは出来ません。
しかし、このデータ通信カードがあれば中国国内・香港で期間内は繋ぎ放題でgoogle翻訳やgoogle地図も日本にいる感覚で使えます。カズは中国旅行ではこのデータ通信カードを使っています。電話は出来ませんがLINEやスカイプ通話が出来るので困ることはありません。
英語や中国語が話せなくてもgoogle翻訳で日本語→中国語に変換した文をカウンターで示せば通じます。最近のgoogle翻訳って凄いですよね。ちょっとゆっくりで正確な発音を心がければ音声を正しむ認識してくれます。
2Gに達するとスピード制限されますが、それでも日本で使うより早いことを実感できますよ。
中国でグーグルマップを使うには?
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西安空港から西安市内に移動する
エアポート シャトルバスは13路線あり、それぞれ行先と運行時間が異なります。特に夜間の利用は路線が限定されますのでこちらに路線と時刻表をまとめました。
西安咸陽国際空港(西安空港)⇔市内リムジンバス時刻表&路線図
西安地下鉄についてはこちらにまとめています。西安地下鉄空港線についても概要を調べてみました。
西安駅から兵馬俑に向かう
西安市内から兵馬俑に行くには西安駅広場から兵馬俑行きのバスに乗るのが便利です。
兵馬俑行きのバスは306路,914路,915路がありますが、306(游5)がおすすめです。
306(游5)バス乗り場は西安駅に向かって右隣です。この人の流れの先にバス乗り場があります。
西安駅⇔兵馬俑バス運行時間
西安駅東広場~兵馬俑 7:00~17:00
兵馬俑~西安駅 8:10~19:00(冬季は18:00)
乗車券は7元で1時間程で兵馬俑に到着します。
西安駅近辺には『黒車』といわれるグレーゾーンの営業車がありおばちゃんが声をかけてきますので注意しましょう。料金は若干高めです。游-5の発着所(東広場)では公安の目が光っていますのでおばちゃんはいませんでした。
游5って、元々の306路を改名したんだって…それで游5(306)の表記になってるそうな…
西安駅から兵馬俑へ向かうルート
google地図アプリでGPSをONにすれば現在地が移動しますので今どこ?が簡単にわかって便利です。また、兵馬俑を出てからバス乗り場に向かうにも方向が判るのでgoogle地図は手放せませんね。
中国・香港8日間無制限データ通信カードがあれば兵馬俑から大雁塔に行くルートも簡単に調べることが出来て便利です。
車内の様子です。前の男性は外人さんっぽい….カズも中国ではガイジンですけど…。
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入場券売り場
バス駐車場に着くと案内板が目につきますので案内板の示す方向へ歩きます。
左方向に200M程歩くと兵馬俑 入場券売り場が見えてきます。
兵馬俑 入場券を購入したら兵馬俑 入り口に向かって歩きます。
中国は広いですよねぇ~!
ここでも兵馬俑 入り口迄の電動カートがありますが、歩けないという距離ではありません。
殆どの観光客は歩きます。カズも歩きました。
やがて兵馬俑 入り口が見えてきます。
ゲートを通過すると前面にあるのが一号兵馬俑になります。
一号兵馬俑
1974年3月,陕西省临潼区西杨村の農民が農作業中に偶然、見つけた陶器の破片は、その後の考古学者による1年以上の発掘の結果、大型の俑坑(ピット)であることが判明しました。
これが一号兵馬俑坑と呼ばれるものです。
その後、2号、3号と発掘は続き、すべての発掘が終了するには、あと100年はかかるとも云われる歴史的遺構-西安にある秦の始皇帝 兵馬俑は目前です。
不思議なタイムスリップしたような感覚に包まれます。
陶俑と呼ばれる兵士や馬は一つとして同じものはないそうです。
ここでも日本人ツアー団体に出会いましたので少しの間、ガイドの説明をチャカリ拝聴しました。でも…….判るようで判らない日本語ですよね。
とあるツアーサイトでは一号兵馬俑坑の最高のビューポイントは両サイドコーナーとの記述がありますが、実はそんなことはありません。
某ツアーサイト記述の最高のビューポイントから一段と高い正面と反対側の階段を下りた地点の最高のビューポイントを捉えた画像です。
どこが最高か、一目瞭然ですよね。
人だかりのしている一段と高いところ–正面–がやはり最高のビューポイントです。
でも、ガイドさんにとっては正面は混雑するし、何十人も入り口近辺に立っていては他の観光客の迷惑にもなるし、落ち着いて説明出来ないからこのように記述しているのでしょう。
しかし、兵馬俑最大の観光ポイントはこの一号兵馬俑坑ですから、ツアーで兵馬俑を訪れた方も、少しの間、正面から見ることをお勧めします。
この画像では正面下のいくつもの筋に見える部分の右側–ちょっと判りにくいのですが、–これは煉瓦で出来ていて、中国最古の煉瓦と考えられるそうです。
一号抗は3つの抗の中で最大規模で、東西に230M、幅62M,総面積14260㎡あり、現在まで4000㎡発掘されました。
出土した陶俑,陶馬は2000程,木質戦車20輌で、一号抗に埋蔵されている陶俑,陶馬は6000余,戦車50輌と推定されています。
8000余…6000余……う~ん、グレーゾーンのイエローカードレベルかな?どこのサイトだったっけ??
入り口の奥が出口になっていて、二号兵馬俑坑へと続きます。
二号坑では…….いや、実際に見てのお楽しみってことで、最後までご覧いただき有難うございました。
ところで、お遍路さんブームだそうですが……健康にもいいですからね。
実は四国八十八ヶ所 札所は一番札所が最初ではなかった!
西安 青龍寺で初めて知りました。(^^;
四国八十八ヶ所 0番札所 西安 青龍寺