空海が学んだ西安青龍寺で四国八十八ヶ所0番札所の朱印を戴く
空海ゆかりの四国八十八ヶ所 0番札所 西安 青龍寺に行ってみました。
804年に日本国の遣唐使として長安、現在の西安を訪れた空海は青龍寺の恵果大師に師事して仏教を学び,帰国後は真言宗を創立し、仏教や医学、学問を世に広げました。
このようなことから、西安 青龍寺は四国八十八ヶ所 0番札所になっています。
これからお遍路を目指す方、そして多くの霊場を巡られた方、中国 西安 観光を兼ねて空海が仏法を学び修行した別格霊場 青龍寺巡りもいいですね。
青龍寺 0番札所に行くには
西安 青龍寺(青龙寺)へ行くには地下鉄が便利です。
西安駅から青龍寺に行く場合は、地下鉄1号線五路口駅から通化門で3号線に乗り換え、青龍寺駅で降ります。
中国 西安 青龍寺の地図
また、地下鉄5号線でも青龍寺に行くことが出来ます。(カズが訪れた2018/10月現在ではまだ利用は出来ませんでした)
公共バスで行くにはこのような路線が利用できます。
- 青龍北路東口 ; 612路
- 青龍路東口 ; 607路
- 青龍寺 ; 19路・237路・242路・521路・526路・K606路
- 青龍寺 ; 25路・237路・242路・525路・607路・903路
(青龍寺バス停は交差点角に2か所あります。)
西安 地下鉄の乗り方
西安地下鉄の乗り方や路線図(地図)はこちらにまとめてみました。
地下鉄空港線が開通しましたので、西安空港から地下鉄で西安青龍寺まで朱印を戴きにってことも出来そうですね。
地下鉄 青龍寺駅から青龍寺まで歩いてみる
青龍寺は日本のツアー客が多いのも特徴の一つです。
ツアーの場合には観光バスで移動しますので、正門駐車場(青龍寺博物館)から入場しますが、カズは地下鉄を利用したので、近道の裏口から入場しました。
カズの訪問当時の地下鉄青龍寺駅近辺は取り壊しの最中でした。
数年後には近代的なビル群になっていることでしょう。
昔の中国の街並みは青龍寺まで続きます。
裏口の入場門です。空海記念博物館正門とは比較になりませんが、奥之院近道です。
青龍寺は一般に開放されていて、時間内は自由に立ち入ることが出来ますので、付近住民の憩いの場になっています。
伝説の美女に遭遇!?
青龍寺奥之院に入場するや、いきなり、あの伝説の美女に遭遇出来るなんてラッキーです!
スミマセン…….
実は……
結婚式の記念撮影の一コマでした…… (^^;
カメラマンなど関係者がポーズを要求して新婦も少し困惑気味ですね。
ようやくポーズが決まり、撮影です。
グラビアの表紙を飾れるのでは?と思えるほどキレイな方ですね。
実は青龍寺参拝の帰りも撮影は続いていまして….
今度は新婦さんは真紅のチャイナドレスに着替えの最中で…
それは、それはお美しい…拝観させていただきまして…
早速、空海(弘法大師)のご利益に授かりました。合掌。
この日本式庭園は西安 青龍寺0番札所を捺印する台紙に採用されている庭園になります。
西安 青龍寺で御朱印を戴くには
日本式庭園を通り、桜の木が植えられている小高い丘を過ぎると青龍寺奥之院本堂 があります。
本堂入り口には前言がありました。
西安 青龍寺 奥之院には仏像がありません。
偶像崇拝が排除された歴史も感じますね。
仏像に代わって空海(弘法大師)と恵果大師が描かれた額縁が飾られています。
御朱印はこの奥で戴きます。
四国八十八ヶ所 0番札所
本堂に入って右側には小さなドアがあります。周囲の雰囲気に馴染んだドアで一見ドアとは思えない造りです。
ドアを開けると広くはありませんが、明るい部屋で、中では筆や朱印帳など購入することも出来ます。また、そこで記帳をして特別霊場『第0番札所』の朱印を戴くことが出来ます。
お遍路を予定している方は四国八十八ヶ所 青龍寺【0番札所】の朱印が捺印された朱印帳を購入するのもいいですね。
空海記念碑は本堂前に建立されています。(四国4県各界の助力により建立されたそうです)この記念碑は四国八十八ヶ所 0番札所を捺印する台紙の絵柄に採用されています。
また四国八十八箇所 0番札所は中国・青龍寺の独断で0番札所と名乗っている訳ではなく四国八十八ヶ所霊場会から認められたものです。
青龍寺は空海が修行したお寺ということで、日本から桜の苗が寄贈されました。
付近住民の憩いの場となっている小高い丘は桜の名所にもなっています。
桜の開花に合わせて西安 青龍寺を訪れるのもいいですね。
0番札所 青龍寺のまとめ
空海が香川県出身であったことから四国には多くの霊場があり、四国八十八ヶ所霊場として今日に至っていますが、四国対岸の広島県でも世界遺産宮島にある弥山(みせん)には空海(弘法大師)が唐の長安(現在の西安)青龍寺から帰る途中に宮島に立ち寄り弥山にて求聞持(くもんじ)の修法をした時の護摩の火が、今でも消えずに守られ、『消えずの火』として崇拝されています。
カズも10年程前に弥山に登り、『消えずの火』を拝観したことがありますが、西安 青龍寺で『0番札所』の朱印を戴いた今、機会があれば、また訪問してみたいと思います。